法界山 高照院 大日寺 
当寺の啓迪欽明天皇の時といひ、本尊大日なるか故に。大日経塔ありと。 敏達天皇の事をいひ、或は竜猛不空の事などいひ伝ふときこゆ。
 みな時代方所にかかはらず、其説人あやしまざる事を得ず。蓋大日経は法身常恒の説、天竺日本も法界宮を包たりと云等の心ならんかし。
 されば山号を法界山と称ず。但行基ぼさつを中興とす、本尊大日も行基の作となり。
 此等は世人の信ずるに足常のやうなり。其後大師継興し秘密の道場となれり。 
本堂をさる事三十余歩にしてふるき楠の七八囲ばかりの大きなるあり。大師これに薬師如来を彫付給ひ、霊験あらたなり。其わきより霊水湧出、清潔凜乎たり。当時むかしは二十五ケ寺の所となん、寺領も七八百石ありしとなり。
四国遍礼霊場記』より
ちょっと一言
大楠の薬師如来は、奥の院 爪彫り薬師として今も残り、首から上に特に霊験ありと多くの人が訪れている。
現在の詳細情
第28番・法界山 大日寺 高照院
(ほうかいざん・だいにちじ・こうしょういん)
本尊 大日如来
開基 行基菩薩
御詠歌 つゆ霜と、罪を照らせる大日寺
などか歩みを、運ばざらまし
高知県香美郡野市町母代寺476
08875-6-0638
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